小学生のパワフルコーチングストーリー
投稿日 2024年4月23日
更新日 2024年4月23日
実際にあった小学生のパワフルコーチングストーリー。
お子さんのたった一言が、お母さんに気付きを与え、
行動を起こさせます。
公開許可をいただいているので、お届けします。
1.先生に会いたい
その日、そのお母さんは
私のブログを見てくれて、
「近くまで来ている先生に会いたい!」と思ってくれたそう。
小学生のお姉ちゃんに
『先生に会いたいから、一緒に来てくれないかな?』
とお願いをし、
まだ、乳児の弟も連れて出かける準備を始めた。
一方、私は、そんなこととはつゆ知らず、
セミナーの準備をして、
セミナー会場に向かった。
その日は、ワンデーセミナー。
いつものように準備をし、
参加者さんの来るのを待った。
参加者さんは、5名。
こじんまりした会だった。
セミナーをしていると、
ドアの窓越しに、赤ちゃんを連れたお母さんの顔が見えた。
”あれ? 来てくれたんだ。
でも……今、中断するわけにはいかない”
気付いたものの、気付かぬフリをして
セミナーに集中した……。
2.小学生のパワフルコーチング
「先生、お忙しそうだから、
公園でちょっと遊んで待ってようか?」
お母さんは、セミナールームのドアから中を覗き、
長女にそう声をかけた。
お母さんは、二人の子どもを連れて、
公園で、しばらく時間をつぶした。
小一時間経ったころだろうか?
「そろそろ、行こうか?」
子どもたちを連れて、ふたたび、
セミナールームのあるビルに向かった。
しかし!
ビルの前まで来たときに、
”先生のご迷惑にならないかな?”
そんな思いが頭をよぎった。
「やっぱり、ご迷惑になるといけないから、
帰ろうか?」
そう言ったお母さんに
娘さんが一言。
「ママ、本当はどうしたいの?
ママの好きにしていいんだよ?」
”本当は?”
そう投げかけられて、
「本当は先生に会いたい」
本音がお母さんの中から、ぽろっと出てきた。
こうして、娘さんから背中を押されるように
3人の親子は、また、セミナールームにやってきた。
3.親子で取り組んだいい質問
セミナーは、ちょうど、休憩タイム。
私も、心置きなく、親子を迎え入れた。
お母さんは、
この娘さんのパワフルコーチングの話をシェアしてくれた。
それを聞いていた参加者さんは、
『すごい!すごい!
今日、一番の学びだわ!』と。
『お姉ちゃんは、どうして、こんな質問ができるの?』
別の参加者さんの問いに
お母さんは、こう答えた。
「実は、先生から、『本当はどうしたい?』を
習慣にするようにアドバイスいただいたのですが……
ひとりだと、いつもの感じで戻っちゃいそうだったので、
娘に『一緒に取り組んで。』ってお願いしてたんです」
『ステキなお話!
お姉ちゃん、将来が楽しみやね!』
休憩時間のほんの数分だったけど……
本当にいいお話をお聴きすることができました。
たったひとつの『いい質問』が人生を変える。
その可能性を垣間見させてくれた出来事でした。
こちらもあわせて、ご活用ください。
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