相手の意見を否定したくなる時のコーチの考え方と対処法【実例あり】

投稿日:2020年1月29日
カテゴリー:コーチング

投稿日 2020.1.29

更新日 2020.1.29

「そんなの無理だよ」

「どうせ、やらないんでしょ?」

コーチと言っても、人間なので、

そんな風に思うことがあるかもしれない。

  

そんな時の対処法と考え方をお伝えします。  

 

  

 《記事の内容》

 1.相手の意見を否定したくなる時のコーチの考え方と対処法

  

  1-1 コーチの信念が「できない」と感じている時

  1-2 コントロールできないところをコントロールしようとしている時

  1‐3 コーチが傷ついている時

 

 2.まとめ

 

 
  

こんにちは。

心理玩具クリエイターのひめさとこです。

コーチとして起業して、8年目になります。

  

誰でも、読むだけで簡単にコーチングができる

「すまいるすごろく」を開発しています。

  

  

1.相手の意見を否定したくなる コーチの考え方と対処法

 

 

コーチは、

クライアントさんの言っていることを否定しません。

 

とはいえ、

否定したくなることもあるし…

「それは無理」と言われたこともあります。

 

 

そんないくつかの事例ごとに

解説していきます。

 

コーチが相手の意見を否定したくなる時には、

この3つがあります。

 

 ① コーチの信念が「できない」と感じている時

 ② コントロールできないところを

   コントロールしようとしている時

 ③ コーチが、傷ついている時

  

  

1-1 コーチの信念が「できない」と感じている時

  

コーチも、人間なので、

内心、「いやいや、それは無理でしょう」

と思ってしまうこともあります。

  

 例えば…

 「1ヶ月で、クライアントを30人獲得して、

 仕事を辞めて、起業したいんです」

 と言われると…

 正直なところ、

 私なら、内心、「いやいや~」って思っちゃいます。

  

 思っちゃうんだけど…

 そんな自分も受け入れながら…

 また別の自分が、

 「私には、知識・経験が無いだけだよね?」

 と思うんです。

  

 

私たちには、様々な知識と経験があります。

人それぞれ違います。

その知識や経験から、信念が出来上がっています。

  

その知識や経験、あるいは、信念が、

「そんなの無理だよ」と思ってしまうのです。

  

なにか、根拠があるわけではなく、

あるとしたら…

「そんな事例、聞いたことが無い」だけなんです。

 

 

この場合は、事実ではなく、思い込みなんです。

  

 事実は…100%誰もが、そうだと言えること

 捉え方は…人によって違うこと

 

 思い込みの違いが、捉え方の違いを生みます。

 

 

 なので、何が事実で、何が思い込みか?を

 見分けるようにするといいです。

  

  

私たちは、

自分の知識・経験の中の世界で生きています。

 

ひとりひとりが、

知らない世界も、たくさんあるのです。

 

最初の例で言うと…

私の知識・経験の中に、

「1ヶ月で、クライアント、30人と契約できた」

という経験と、

そんな人がいたという知識が無いだけなんです!

 

「1ヶ月で、クライアントを30人獲得して、

仕事を辞めて、起業したいんです」

と言っている人の中には、

そのような経験をした人がいたという知識や、

30人獲得できるだけの根拠と

その行動へのコミットがあるかもしれないんです!

 

 

さらに言うと…

30人獲得できなかったら…どうするか?

という予測を立てておくことは大事ですが…

 

コーチが、30人獲得させてあげる。とか、

クライアントが30人獲得することに対して

コーチが責任を負う必要は無いんです。

 

クライアントは、もし、失敗したら、

失敗から学んで、次の行動をしていくことを考える。

 

あるいは、コーチは、

次の行動を考えるサポートはできます。

 

失敗させないのが、コーチの仕事ではありません!

 

 

量子物理学の観点から言っても、

可能性は無限大なんです!

 

コーチの経験をベースにした

可能・不可能という判断は、

あまり、役に立たないかもしれません。

 

 

1-2 コントロールできないところをコントロールしようとしている時

      

 ちょっと恥ずかしいのですが…

 以前…コーチングを受けた時に

 「それは無理です!」と言われたことがあります。

 

 「本当はどうなりたいですか?」

 というコーチの質問に対し、

 その時の私が言ったのは…

 『怒られないようになりたいです』でした。

 

 …で、

 「それは無理です」

 と言われたのですが…

 まぁ、そうですよね?(笑)

   

誰にでも、コントロールできるところと

コントロールできないところがあります。

 

 

他人は、変えられません!

 

だから…

「怒られない自分」にはなれないのです。

 

 

子どもを変えたいというお母さんも

少なくないですが…

お母さんが変わるお手伝いをするのが

コーチの役目です。

 

何かを変えたい人がクライアントなのです。

 

 

あ、ちなみに、

結果は、コントロールできませんが…

結果をコントロールするために、

思考や行動を変えるのです!

 

 

1-3 コーチが、傷ついている時

 

何度も言いますが…コーチも人間です。

 

コーチ自身が、

「この人とは、関わりたくない」

「この人のことは、信じられない」

と思っている時は、コーチングできません。

 

というか、しない方がいいと思います。

 

 

そこを我慢してやってしまうのは、

コーチ自身が、自分軸ではなく、

自己犠牲になってしまうかもしれないし…

 

そもそも、そんな風に思いながら、

関わられるのは、クライアントさんにとっても、

しあわせなこととは言えないですよね?

 

 

 「「信じられない」「関わりたくない」

 と思ってしまう私は、コーチ失格でしょうか?」

 

 コーチングの師匠に、質問したことがあります。

 

 『それは、さとちゃん自身が、何かがあって、

 過去、傷ついたということだよ。

 

 そして…その相手は、さとちゃん以外の人にも、

 同じようなことをしている可能性がある。

 

 だから…「コーチングできません」と正直に伝え、

 相手が変わるか? 変わらないか? わからないけど…

 「こんなことがあって、こう感じたから、

 今は信じることができません」と相手のために、

 伝えるといいよ?』と言われました。

 

 

 その相手の人も、

 悪気があってやっているわけではないと思うんです。

 

 でも…それが、その人のパターンになっている。

 

 そこに気付かず、パターンをやり続けていて…

 ひょっとしたら、

 『なぜかわからないけど…人が離れていく』

 という現実が起きているかもしれない。

 

 だから…

 正直に伝えることも大事。

 

 1度では、変わらないかもしれないけど…

 同じようなことを3度言われたら、

 考え直すかもしれない。

 

 その3回のうちの1回になることも

 相手に対する貢献です。

 と教えていただきました。

 

 

ここまでいかなくても、

自分自身が「やりたくないこと」や

「できないと思っていること」を

明確にしておくことも大切です。

 

 

私の場合は、現在は、

心の病気に関するコーチングは、

受付をしていません。

 

「好き」とか「嫌い」とかではなく

やりたいことではないということです。

 

 

そして…

アスリートに関するコーチングは、

できないと思っています。

 

やろうと思えば、できるのかもしれませんが…

運動音痴で、運動嫌いな私は、

相手のことを理解できても、

共感できないかもしれません。

 

ま、相手にとっても、

運動嫌いの運動音痴に、

コーチングして欲しいとは思わないでしょうが。(笑)

 

 

余談になりますが…

こんな風に消去法で、

自分の専門分野を選んでいくのもありですよ?

 

 

2.まとめ

 

コーチも人間です。

不完全な自分であることを受け入れながら…

正直に、真摯に向き合うことと

 

事実と捉え方

コントロールできることとできないことを

区別しながら、クライアントさんに

関わることも大切ですね?

 

特に、クライアントさんの捉え方を

事実と勘違いしてしまうと

事実が把握できなくなってしまい、

別の捉え方もできなくなってしまうかもしれませんね?

 

 

「怒られた」と思うような『出来事』を

無くすことは、できないのですが…

「怒られた」と思うような『自分の捉え方』を

変えることはできます。

 

「何かを○○さんに言われた」のが『事実』

「○○さんに怒られた」は『捉え方』ですね。

 

事実と捉え方は、

日常会話や、ドラマとかでも、

区別する練習ができますよ?

 

自信が無い方は、ぜひ、やってみてくださいねー

 

  

 

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