間違った起業の思い込み ②スキルさえあれば、売れる?!

投稿日:2020年3月10日
カテゴリー:ビジネス 起業

投稿日 2020.3.10

更新日 2020.3.10

起業しようとする方や

起業し始めの方が

「スキルさえあれば、売れる」

「商品が良ければ、売れる」という

間違った思い込みをしがち。

 

その理由をお伝えします。

 

 

  

 《記事の内容》

 1.間違った起業の思い込み
   ②スキルさえあれば、売れる?!

  

  1-1 いい商品とは?

  1-2 スキルがあるのは、当たり前

  1-3 クチコミが起きるのは?

  1-4 経営に必要なのは?

 

 2.まとめ

 

 
  

こんにちは。

心理玩具クリエイターのひめさとこです。

コーチとして起業して、8年目になります。

  

誰でも、読むだけで簡単にコーチングができる

「すまいるすごろく」「あどらーすごろく」などを

開発しています。

  

  

1.間違った起業の思い込み
  ②スキルさえあれば、売れる?!

  

ハッキリ言います!

スキルさえあれば、売れる?!

いえいえ、スキルは商品の一部であって、

経営ではありません!!

  

  

1-1 いい商品とは?

   

まず、いい商品とは何でしょう?

        

 いい商品とは…

 ・お客様を満足させるもの

 ・お客様が理想の状態になるもの

 

 お客様は、スキルや商品を求めているのではなく、

 理想の状態になることを求めているのです!

 

最高のスキル・最高の商品であっても、

お客様が求める理想の状態になれなければ、

売れないのです!

 

          

 例えば…

 車が欲しいという人でも、

 スポーツカーが欲しい人や、

 ハイブリッドカーが欲しい人、

 軽自動車が欲しい人など、様々です。

 

 どれも、いい商品だとは思います。

 

 ただ…

 お客様がなりたい姿になれなければ、売れないのです。

 

 カッコイイスポーツカーに乗りたい人は、

 スポーツカーに乗っている

 カッコイイ自分になりたいのです。

 

 カッコイイ自分になるための手段がスポーツカーなのです。

 

    

スキルも同じで、

お客様が理想の状態になるための

手段のひとつにしかすぎません。

 

お客様にとって、スキルを使うことがベストであれば、

スキルを使うだけです。

 

お客様は、スキルを買いたいわけではありません!!

  

 例えば…

 コーチングをしていても、

 ただただ…相手の愚痴を聴くだけの時があります。

  

 そんな時は、相手は愚痴を聴いて欲しいのです。

 ポジションチェンジとか、タイムラインとか、

 未来のビジョンとか、

 そんなことは、求めていません。

  

 その瞬間のお客様にとって、ベストな選択が大切なのです。

  

 

 どんなスキルが使えるか?

 そんなことは、ただの自己満足にすぎません。

  

 自分が満足しても、

 お客様が満足しなければ、意味が無いのです。

 

 

1-2 スキルがあるのは、当たり前

 

お客様は、スキルを求めていない時もありますが…

スキルは、あって当たり前。

  

 例えば…

 タクシーに乗った時に、

 「すみません。

 初心者なので、ぶつかるかもしれませんが…」

 などと言われたら、嫌ですよね? 

 

スキルは、あるのが当たり前。

 

なので、よほど、特殊なスキルや、商品でなければ、

クチコミは起きません。

 

「あのタクシーの運転手さん、

めちゃくちゃ、運転が上手だったよ!」

ってクチコミしないですよね?(笑)

 

 

クチコミが起きるのは、

よほど感動をした場合ですよね?

   

 

1-3 クチコミが起きるのは?

 

では、クチコミとは、

どのような時に起きるのでしょう?

 

クチコミが起きるのは、

相手の心が動いた時です。

 

 ・予想(期待)以上のことが起きた時

 ・他には無い珍しいものがあった時

 ・誰かの役に立てると思ってもらえた時

 

 

・予想(期待)以上のことが起きた時

 

これが多くの人が想像するクチコミではないでしょうか?

 

スキルの場合も、あるかもしれません。

サービスの場合もあるでしょう。

 

また、売り手が損をしてでも、

お客様第一に接してもらえると

クチコミにつながる場合もあります。

 

 

・他には無い珍しいものがあった時

 

人は、多かれ少なかれ、

他人よりも、優位に立ちたいと思うことがあります。

 

他の人が知らないであろうものを

「こんなの知ってる?」と言いたいのです。

 

なので、他にはない、

珍しいものはクチコミが起きやすいです。

 

 

 日本一周した時は、

 やはり、クチコミしてくださった方が多かったです。

 

 想定していたわけではなく、結果、そうなったのですが…

 「女性で、車で寝泊まりしながら、

 コーチングを広めるために日本一周している。

 もうすぐ、ここに来るよ。」

 というクチコミをしてくださっていた方が

 あちこちでいらっしゃいます。

 

 これが、ただの私の趣味だったら…

 クチコミが起きなかったかもしれません。

 

 自分の生活を犠牲にしてまで…

 あるいは、危険を冒してまで…

 コーチングを広めたい!と思っていると

 多くの方に受け取られたから、

 クチコミが起きたのだと思います。

 

 犠牲というよりは、

 やりたいから、やってみただけなのですが…

  

 

・誰かの役に立てると思ってもらえた時

 

人は、誰かの役に立ちたい。

という想いも持っています。

 

だから…

大切な誰かが、困っていることに対して、

解決できるかもしれない。と思うと、

クチコミしたくなります。

 

儲かっても、儲からなくても、

相手に喜んでもらうために、

伝えたくなるんです。

 

 

1-4 経営に必要なのは?

 

 経営に必要なのは…

 ・スキル(商品力)

 ・経営知識(会計・判断力)

 ・在り方・マネジメント(自己管理)

 

 

・スキル(商品力)

 

先ほども言いましたが…

スキル(商品力)は、プロとして、

あるのが当たり前。

 

そして…

磨き続けるのが当たり前。

 

いわば、職人ですね。

 

 

・経営知識(会計・判断力)

 

職人だけでは、経営は成り立たない。

 

ゴッホが売れなかったという話が

それを象徴しているかもしれません。

 

経営は、会計を知り…

時代の流れを知り…

ニーズを知り…

様々な判断を下す決断力が求められる。

  

判断ミスが、

経営に大きなダメージを与えることもありますね。

 

 

・在り方・マネジメント(自己管理)

 

ひとり起業家は、特に、

在り方や自己管理も問われます。

 

お客様は、商品そのものだけでなく、

誰から買うか?

どのお店から買うか?

ということも、重視するからです。

 

信頼されなければ、

どんなに素晴らしい商品も、

購入してはいただけません。

 

 

 例えば…

 約束した納期を守らなかったとしたら…

 どうでしょう?

 

 ご注文してくださったお客様に

 ご迷惑をおかけするだけではなく、

 場合によっては、その相手のさらに先のお客様にも、

 ご迷惑をおかけすることになりかねません。

 

 そんな相手と、引き続き、

 取引をしたいと思う人は少ないでしょう。 

  

ビジネスは、信頼が命です。

信頼が、お金にかわると言ってもいいでしょう。

 

やむを得ない場合もあるかもしれませんが…

最小限に食い止める努力が必要です。

 

特に、ひとり起業家の場合は、

誰も怒ってはくれません。

 

信頼を裏切ると…

次の取引が行われなくなるだけです。

 

  

2.まとめ

 

ここまで読んでくださった方は、

スキルさえあれば、ビジネスはうまくいく

というのが間違いだということが

ご理解いただけたのではないでしょうか?

 

 

…とはいえ、

そんな風に偉そうに言ってる私自身、

そう思っていたこともありますし…

 

そんな失敗って、少なくないと思うんです。

 

だからこそ!!

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