「自分軸」と「自分勝手」の違い ぶれない軸を作る方法

投稿日:2019年1月12日

稿日 2019.1.12

更新日 2020.5.1

悩んでいる人
悩んでいる人

自分軸が無いんです。

  

多くの人から、そんな相談を受けます。

  

ひめさとこ
ひめさとこ

でも…みんな、自分軸を持ってるんですよ?


  

そんな自分軸の解説をしていきますね。

 

 

  

 《記事の内容》

 1.自分軸とは?

 2.自分軸と自分勝手の違い

 3.ぶれない自分軸を作る方法

 

  
  

ひめさとこ
ひめさとこ

こんにちは。ひめさとこです。


心理学・コーチングを学び

メンタルコーチ・講師として独立起業して、8年。

 

コーチングは、自分軸を探す

コミュニケーションスキルとも言えます。

 

プロコーチとして、自分軸について、お伝えします。

 

  

これを理解して、習慣にするだけで、

ぶれない自分になることができますよ?

 

ひめさとこ
ひめさとこ

3分で読めるので、ぜひ、自分軸を整えたい方は、最後まで読んでみてくださいね。

 

 

1.自分軸とは?

 

ひめさとこ
ひめさとこ

そもそも、自分軸とは何でしょう?

 

 自分軸 = 価値観 + ビジョン

 

 価値観とは…大切にしたいもの

 ビジョンとは…将来のなりたい姿

 

 全部をまとめて、『自分軸』と言います。

 だから…自分軸は、ひとつじゃないんです!

 

 

価値観は、感情の奥に隠されています。

 

プラスの感情の時は、

「何を感じたから、そんな気持ちになったのですか?」

という質問で、価値観が明確になります。

 

 同じ場面・同じ感情でも、人によって、

 価値観が違うこともあります。

 

 例えば…

 野球の試合で勝った瞬間が嬉しかったという時。

 

 望む結果を手に入れた『達成感』を感じる人

 勝った!という『優越感』を感じる人

 一緒にやり遂げた『つながり』を感じる人

 

 それぞれ価値観があります。

 

 

このように、感情が動いた場面を思い出し、

その場にいるかのように、その瞬間を感じることで

価値観を探すことができます。

 

 

マイナスの感情の場合は、

感じた気持ちの奥に価値観が隠されています。

 

 例えば…

 大型船でクルージングデートの

 約束をしていたとしましょう。

 約束の時間になっても、彼は来ません。

 そのうち、船は定刻になり、出航してしまいました。

 

 彼が遅れてきました。

 「ごめん。仕事が…」

 彼女は、怒って言います。

 『もういい!別れる!』

 

 この場合…彼女は、本当は、別れたいのではなく、

 彼と船でデートを楽しみたかったんですね。

 

 なので、マイナス感情の場合は、

 マイナス感情を出し切ってからでないと

 本当の価値観(自分軸)とは逆のことになりかねません。

 

 

悩んでいる人
悩んでいる人

あたし…ビジョンなんて無いけど…?

ビジョンに関しては、

ビジョンがある人もいれば、

ビジョンが見つからないという方もいらっしゃいます。

 

日本人の約8割がビジョンが無いとも言われています。

ビジョンが無くても、悩む必要はありません。

 

 

2.自分軸と自分勝手の違い

  

悩んでいる人
悩んでいる人

自分軸って、わがままになりそうな気がするけど…?


 

そう思う方もいらっしゃると思います。

 

結論から言うと…

結果や影響を考えないのが、「わがまま」

結果や影響も含めて、

結果に責任を持つのが「自分軸」です。

 

 

 例えば…

 上司から、残業を頼まれた時…

 ・残業する

 ・断る

 だけではなく、必ず3つ以上の選択肢を考えます。

 

 

 ・残業する

 ・断る

 ・残業はせずに、翌朝、早朝出勤する

 ・残業はせずに、家に持ち帰る

 ・誰かに残業を代わってもらう

 といった具合です。

 

 次に、その中で、自分は本当はどれにしたいのか?

 自分の素直な気持ちを感じてみます。

 

ひめさとこ
ひめさとこ

どんな選択肢でも、自分の本当の気持ちを感じることが大切です。

 

 

 そして…

 最初に出した選択肢の結果や影響を予測します。

 

 ・残業する…帰宅が遅くなる

 ・断る…上司が困る

 ・残業をせず、翌朝、早朝出勤する

  …提出期限に間に合わないかも?

 ・残業はせずに、家に持ち帰る…上司に相談できない

 ・誰かに残業を代わってもらう

  …誰かを探さなければならない
 

 このように、

 結果や影響も考えたうえで、再度、選択し直す。

 もちろん、最初の選択と同じ選択でも構いません。

 

 この中で言うと…例えば…

 ・断る…上司が困る

 という選択肢を選ぶとしたら…

 上司の許可や理解が必要です。

 

 上司の許可や理解を得ず、断って帰るのは、

 「わがまま」ですね?

 もちろん、緊急時は例外ですが…。

 

 許可や理解が得られたら…「自分軸」になります。

 押し問答になってしまったら…

 許可や理解を得られなくても、

 「断る」というのも、自分軸と言えるでしょう。

 

 この場合は、上司との関係性が悪くなることも

 覚悟すること、責任を負うことが大事です。

 

 

人は、瞬間瞬間、環境や状態、状況が変わります。

その状況などによっても、決断は変わります。

変わっていいんです!

 

こんな時は、必ず、こうする!

と決めるのが、『自分軸』ではありません。

 

状況や状態などに応じて、

『自分で決める』ということが大切です。

 

 

3.ぶれない自分軸を作る方法

     

自分軸というのは、

人生のビジョンのような大きなものだけではありません。

 

「今日のお昼ご飯は、何を食べたいか?」

というような目の前の小さなことも

その都度、自分で意識的に決めることが大事です。

 

 

私たちの行動は、95%が無意識的に決めている

と言われています。

 

それを少しでも、意識的に決めるだけで

人生は、変わっていきます。

 

目の前の出来事をどう捉えるか? も、

無意識的に、自分で選んでいる場合が多いです。

 

 例えば…

 上司に怒られたと思ったとしても、

 「上司に怒られた」と捉えているんです。

 「上司に怒られた」を選んでいるんです。

 

 

 「上司に教えていただいた」

 と思う人もいるかもしれないし…

 「上司は機嫌が悪いなぁ」

 と思う人もいるかもしれません。

 

 それらも、自分で選ぶことができます。

 自分で、ラクな捉え方を選べばいいんです。

 

 自分を苦しめているのは、

 案外、自分かもしれませんよ?

 

 

また、「自分軸が無いんです」という方は、

「どうしたらいいですか?」と

周りや他人に、答えを求めがち。

 

周りに答えを求めるよりも、

まずは、自分自身で、3つ以上、選択肢を出して

どれを選びたいか? 考える。

 

法律違反になるようなことであったとしても、

どれを選びたいか? 考えるところまでは、自由です。

 

その自分の本心とつながることが大切です。

 

「こうすべき」と本心に蓋をしていると…

自分とつながりにくくなり…

周りに振り回されるようになってしまいます。

 

繰り返しになりますが…

自分の本心に気付き、

結果や影響を踏まえて、最終決断を下す。

それが大事!

 

 

4.まとめ

  

人それぞれ、状況も違えば…

価値観も、ビジョンも、経験も、知識も違います。

 

違うからこそ、同じ金額を持っても、

何を買うか? が人によって違うのです。

 

なにか、ひとつの正解があるのではありません。

それぞれの正解があるだけです。

 

カレーを食べてもいい。

スパゲッティを食べるのもいい。

お寿司を食べるのもいい。

それと同じです。

 

仕事をしてもいいし、しなくてもいい。

約束を守ってもいいし、守らなくてもいい。

結婚もしてもいいし、しなくてもいい。

その都度、自分で選ぶのです!

 

その積み重ねが、

「自分軸で生きる」ということなのです。

 

 

また、その都度、

他人との考え方の違いをすり合わせ、

一緒に、いい選択肢を考えていく。

 

そのために、コミュニケーションがあるのです。