アドラー心理学を日常に生かす!「あどらーすごろく」   

投稿日:2020年2月4日

投稿日 2020.2.4

更新日 2020.2.4

アドラー心理学を学びたくて、

本を読んでみたけど…よく分からない。

 

アドラー心理学を日常に取り入れたいけど…

どうしたらいいか?分からない。

 

そんな風に思う方のために、

各理論を日常に落とし込む方法をお伝えします。

  

 

  

 《記事の内容》

 1.アドラー心理学を日常に生かす!「あどらーすごろく」

  

  1-1 自己決定性

  1-2 目的論

  1-3 全体論

  1-4 認知論

  1-5 対人関係論

 

 2.まとめ

     共同体感覚

 

 
  

こんにちは。

心理玩具クリエイターのひめさとこです。

コーチとして起業して、8年目になります。

  

誰でも、読むだけで簡単にコーチングができる

「すまいるすごろく」「あどらーすごろく」などを

開発しています。

  

  

1.アドラー心理学を日常に生かす!「あどらーすごろく」

 

アドラー心理学の5つの理論を

どのように日常に取り入れたらいいか?

ということについて、お伝えします。

 

  

1-1 自己決定性

  

誰もが自分の人生の主人公です。

決定する時は、環境や過去に左右されません。

自分の人生を決めるのは、今、ここを生きるあなた。

   

 「休日出勤してくれ」と上司に言われたから、

 休日出勤するのではありません。

 

 上司に言われたことをすると決めたのは『自分』

 → 意見を伝えることもできる

 
 断らないと決めたのも『自分』

 → 断ることもできる

 
 この会社に勤めていることを選んでいるのも『自分』

 → やめることもできる

 

 「断ったらクビになる」というのも、

 「会社を辞めたら、生きていけなくなる」というのも、

 思い込みにしかすぎません。

  

 

自己決定の5つの手順

① 自分は、本当は、どうしたいのか? 

② 選択肢を3つ以上出してみる

③ いろんな選択肢の結末を予測する。

④ 結末も含めて、本当は、どうしたいのか? 

⑤ そのためにできることは何なのか? 

 

 

① 自分は、本当は、どうしたいのか? 

「○○すべき」「○○でなければ」といった

様々な決まり事や制限も、一旦、脇に置いて、

どれでも選べるとしたら、本当は、どうしたいのか? 

を考える。

 

普段から、自分の本当の気持ちを意識するクセを付けることで、

自分の気持ちにつながれるようになります。

 

たとえ、法律で禁じられているようなことでも、

本当は、こうしたい。と思うところまでは、自由です。

 

 

② 選択肢を3つ以上出してみる

思考がぐるぐる回る方は、

選択肢が2つしかありません。

 

例えば…会社に行く、行かない、だけではなく、

遅刻、早退、残業、振替なども含めて、

選択肢を考えてみましょう。

 

 

③ いろんな選択肢の結末を予測する。

②で出した選択肢の結末をそれぞれ、どうなりそうか?

考えてみましょう。

 

他に、どんな影響が起きそうか?も考えます。

 

 

④ 結末も含めて、本当は、どうしたいのか? 

結末や影響も含めて、もう一度、

本当は、どうしたいのか? を考えます。

 

さすがに、法律で禁じられているようなことだと

逮捕されそうなので、選びたくはないですよね?(笑)

 

 

⑤ そのためにできることは何なのか? 

選択が決まったら、

そのための具体的な行動を決めていきます。 

 

 

この5つの手順を意識していくと

自己決定性が感じらるようになります。

 

  

 

1-2 目的論

 

人の行動・思考・感情にはすべて目的がある

目的に気がつけば、目的に向かって

何ができるか?考えることができます。

 

 私は、目的論は、2つあると考えます。

 ① 理想の未来の目的に向かう目的論

 ② 今の行動が、今の目的に向かっている目的論 

  

感情の目的に気付くと、今の目的に気付きやすくなります。

  

怒りの主な4つの目的

①支配しようとする

②優位に立とうとする

③自分を守ろうとする

④自分の正義を貫く

 

イラッとしたり…ムカッとした時に

①~④のどれに当てはまりそうか?

考えてみるのもいいです。

  

どれも、戦ってますねぇ~

  

また、

「相手(自分)の今の行動の目的は何だろう?」

「私の感情は、何のために生まれたんだろう?」

というような質問を使ってみるのもいいです。

  

 

1-3 全体論

    

人間は分割できない全体としての個人

部分で分けられない個人が、その人全体を動かしている

  

 全体論は、車で例えると分かりやすいです。

 

 車には、ブレーキとアクセルがあります。

 人にも、思考と感情や、意識と無意識などがあります。

 

 車には、ブレーキも、アクセルも、必要で、

 両方あって、目的地に向かいます。

 

 それと同じように、人も、

 「ひとりの個人」を分けることはできない。

 「ひとりの個人」として、

 自分の人生の目的地に向かっている

 というのが、アドラー心理学の考え方です。

 

 また、「場」としても、

 全体で「ひとつの場」を作っていると考えます。

 「場」を構成するメンバーや環境によっても、

 「場」の雰囲気が変わるのも、

 「場」全体として、作っています。

 

相手を知りたければ、行動に注目する

話している言葉には、嘘があるかもしれませんが…

行動は、嘘をつきません。

 

「自分(相手)の行動の真意は何だろう?」

「場(共同体)にとって、価値のあるものは何だろう?」

 

  

1-4 認知論

  

誰もが自分だけのメガネで世界を見ている

人間が客観的に人や物をとらえるのは不可能

 

同じものを見たとしても、 

捉え方・感じ方は、人それぞれ違います。

 

同じ犬を見ても、

「かわいい」と思う人もいれば、

「怖い」と思う人もいるんです。

 

人それぞれ、捉え方が違うということがベースにあれば、

分かった気になって、ミスコミュニケーションによる

トラブルが起きにくくなります。

 

 

5つのベイシック・ミステイクス

① 決めつけ

② 誇張 

③ 見落とし

④ 過度の一般化

⑤ 誤った価値観

 

① 決めつけ

自分で勝手に決めつけてしまう

「〇〇に違いない」

 
② 誇張

物事を大袈裟にとらえてしまう

「みんなが…」

 
③ 見落とし

一部だけを捉え、他の側面を見落とす

「全部失敗した」

 
④ 過度の一般化

一部だけを捉え、次も失敗すると思い込む

「どれもこれもダメだ」

 
⑤ 誤った価値観

自分が無価値で、自滅的に捉えること

「生きていても仕方ない」

 

このような誤った捉え方をしていると

生きづらいかもしれません。

 

なので、

①「本当にそうなの?」

②自覚する

③「他の捉え方は?」(建設的な考え方は?)

と考えていくといいです。

 

 

1-5 対人関係論

 

行動・感情にはすべて相手役がいる(自問自答も含む)

相手によって、行動・感情を使い分けている

相手から望む反応を引き出そうとしている

⇒ 行動が変わると、相手の反応も変わる

 

 例えば…

 家の中で、怒っていても、

 電話がかかってきた瞬間、よそ行きの声で

 おだやかに話をしたりすることってありますよね?

 

 それが、相手によって、

 行動・感情を使い分けているということ。

 電話の相手に、いい人と思われたいということですね。

  

「相手の行動の目的は何だろう?」

「私の感情は、何のために生まれたんだろう?」

「相手が違えば、この感情は生まれないだろうか?

その違いは何だろう?」

というような質問を使ってみるといいです。

  

 

2.まとめ

 

この5つの理論をベースに

共同体感覚に向かうというのが

アドラー心理学の考え方です。

 

共同体感覚とは?

他者を仲間だとみなし、仲間に貢献して、

そこに自分の居場所があると感じられること

 

共同体感覚に必要なこと

・自己受容

・他者信頼

・他者貢献

 

誰かと競い合うのではなく、

対等な関係で、つながりを感じ、

貢献し合いながら、平和に生きよう。

ということ。

 

 

他にも、課題の分離や人生のタスク、

人生の嘘や、勇気づけなど

まだまだ、アドラー心理学の考え方は、

いろいろありますが…

とりあえず、今日は、主な5つを取り上げてみました。

 

 

これらが、遊びながら、学べるのが、

「あどらーすごろく」です。

  

 

 

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