部下育成や子育てで、コーチングを導入する時の注意点

投稿日:2020年1月31日

投稿日 2020.1.31

更新日 2020.1.31

コーチングは、主体性を育てます。

  

そのため、子育てや、会社での部下育成に

コーチングを使いたいという会社も

少なくないと思います。

  

そのように、コーチングを

導入する際の注意点をお伝えします。

  

 

  

 《記事の内容》

 1.部下育成や子育てで、コーチングを導入する時の注意点

  

  1-1 対等な関係

  1-2 スキルよりも在り方

  1‐3 スキルにも目的がある

 

 2.まとめ

 

 
  

こんにちは。

心理玩具クリエイターのひめさとこです。

コーチとして起業して、8年目になります。

  

誰でも、読むだけで簡単にコーチングができる

「すまいるすごろく」を開発しています。

  

前職は、営業マネージャーでした。

2人の子どもたちも、成人しています。

そんな経験も含めて、お伝えします。

  

1.部下育成や子育てで、コーチングを導入する時の注意点

 

まず、コーチングとは何か?

 

実は、明確な定義は無いので…

コーチングをする人によって、違いがあるのが現状です。

 

私のコーチングの定義は、

 コーチングとは?

 コーチングを受ける人の課題に対して

 本当の理想の状態を引き出し、

 理想の状態に向かうための具体的な行動を引き出す

 コミュニケーション技法

  

受ける人は、繰り返し受けることで、

自分自身に、いい質問を投げかけ、

考え、行動するという主体性が高まります。

  

コミュニケーション能力や主体性は、

これからの時代に、重要とされていますね。

  

  

1-1 対等な関係

  

さて、そんなコーチングを導入する時の

一番の課題は、

『対等な関係』ということだと思います。

  

上司や親が、一生懸命学んで、

スキルを身につけても、

普段が、上下関係であれば、

部下や子どもは、話をしたがらないかもしれません。

  

人は、コントロールされるのを嫌うのです。

  

コーチをする側に、コントロールするつもりが無くても、

相手が「コントロールされるかも?」と思ってしまうと、

コーチングはうまく機能しません。

  

質問に答えようとしなかったり…

あるいは、

本心を隠して、嘘の答えを並べるかもしれません。

  

  

なので、コーチングを導入する前に重要なのは、

相手との関係性です。

  

 ・何を言っても否定されない

 ・コントロールしようとされない

 ・守秘義務を守ってもらえる

 ・どんなことでも応援してくれる

  

というようなことを

相手が信じてくれる状態や

関係性を作ることが大切です。

 

 

おそらく、流派によって、

違いがあるとは思いますが…

 

特に、会社に導入する場合…

「会社を辞めたい」と言いだしたとしても、

辞めたい気持ちに寄り添いながら、

相手の人生を応援する気持ちで関わることが大事。

 

相手をコントロールするための

コーチングでは無い!

というのが、私の考えです。

 

 

えーっ?!

と思う方もいらっしゃるかもしれません。

 

でも…

「会社を辞めたいなぁ~」と思いながら、

ダラダラ仕事をされるよりは、

 

会社を辞めた次の目標のために、

今の会社でできることを

しっかりと取り組んでもらった方が

お互いの為にもいいと思うんです。

 

 

 ある管理職の方から、こんな話を聴いたことがあります。

 

 「僕は、土日に子どもたちと楽しく過ごしたいんだ。

 そのために、仕事を頑張ってる。

 だから…できるだけ、残業にならないように

 生産性を高めて仕事してる。

 みんな、そんな風に思わないのかな?」

 

 この方にとっては、「子どもたちとの楽しい時間」が大切。

 それが、生きがいと言えるかもしれません。

 

 そんな風に「自分の人生」と「仕事」を

 つなげて考えている方が、

 どれくらいいらっしゃるでしょう?

 ひょっとしたら、少ないかもしれません。

 

 ここをつなげることで、

 劇的に変わる方もいらっしゃいます。 

 

  

子育てでも、学校やテストのために

子どもたちが生きてるんじゃないんです。

  

子どもたちが、

自由に自分の人生を描くことが大切です。

 

  

1-2 スキルより在り方

    

コーチングを導入する際には、

スキルよりも、在り方が問われます。

 

特に、中間管理職だと…

上司から、指示され…

と言ったことも少なくないと思います。

  

 以前、私が働いていた会社では、

 離職率の高さが問題になっていました。

  

 なので、「どんな理由であろうが、辞めさせるな!」

 「辞めたら、査定に影響するぞ!」と言われてました。

  

 でも…私は、そんなのおかしい。と思ってました。

  

 今だから、言えますが…

 当時、「辞めたい」って言ってきた人がいたんです。

  

 いろいろ話を聴いたうえで、私は、その人に言いました。

 「私は、あなたの人生を応援したい。

 だから…この仕事を辞めることも、応援したい。

 でも…私には、チカラが無い。

 きっと、あなたは、

 私の上司にも、引きとめられると思う。

 だから、嘘でもいいから、

 次の仕事が決まってると言った方がいい。」と。

  

 当時、私は、コーチングは学んでいませんでした。

 でも…自分のところで働いてくださる方々は、

 家族だと思うことにしていたんです。

  

 家族が、泣きながら、「辞めたい」と言ってきたら…

 「自分の夢のための人生を歩みたい」と言ってきたら…

 応援しますよね? 応援したいですよね?

  

 そんな関わりが大事なんだと思います。

  

 本当は、上司とも、

 ちゃんと話せればよかったのですが…。

  

こんな「応援し合える在り方」と

「本音で語れる関係性」が

コーチングでは、最も重要だと思います。

 

 

「この人に相談したい」と思ってもらえなければ、

プロでも、コーチングはできません。

 

相談したいと思っている相手でなければ、

いい質問も、尋問になってしまうかもしれません。

 

 

1-3 スキルにも目的がある

 

スキルを学んだとしても、

何のために、このスキルを使うか? が

理解できていないと、

間違った使い方をしてしまうことがあります。

 

 例えば…

 包丁もいろんな使い方がありますが…

 目的は、美味しい料理を作るためですよね?

 

 そのためには、料理に合った

 切り方をしなきゃいけない。

 

 シチューを作るのに、

 みじん切りにはしないですよね?

 

 そんな風に、目的に沿った使い方が大切です。

 

コーチングで言うと…

 

 「オウム返し」や

 「バックトラック」と呼ばれる

 相手が言ったことを繰り返すという

 スキルがあります。

 

 例えば…

 「こんなことがあって、つらかったんです」

 というクライアントさんに対して、

 『つらかったんですね?』

 というようなスキルです。

 

 この目的は、「聴いているよ」と伝えることと

 「もっと、聴かせて」と伝えること。

 

 ですが…多用し過ぎると…

 「聴いているよ」を通り越して、

 「私、こんなスキル持ってるの!」という

 アピールが伝わってしまうこともあります。

 

 クライアントさんからしてみると、

 うるさく感じてしまうんですね。

 

 「もっと、聴かせて」なのに、

 コーチがしゃべる言葉が増えることになりますね?

 

なので、本とかで、

コーチングを学ぶのはいいですが…

 

目的や、ちゃんとした使い方も

意識した方がいいかもしれません。

 

 

コーチ側の言動で、

クライアントさんがどう感じるか?

どんな影響を受けるか? も

考えたり、感じたりすることが大切です。

 

 

2.まとめ

 

部下育成や子育てに限らず、

コーチングは、どんな人にも、

有効ないいものだと、私は思っています。

 

ですが…

その使い方を間違えると、

使う前よりも、良くない状態を招きかねません。

 

人間だから…失敗することもあります。

失敗を恐れるだけでは、何も進みませんが…

準備ができることは、準備して、

一歩一歩、確認しながら、進むといいと思います。

 

コーチングも共同作業。

一方的に導くのではなく、

一緒に探していくといいと思いますよ?

 

 

  

 

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