オリジナル講座&商品開発 ブランドの作り方 完全セミナー②
初めから、お読みになりたい方は、ステップ1へ
②お客様の理想像とその後
次にお客様の理想像とその後を明確にしていきます。
悩み・課題がBefore
理想像がAfter、購入直後
さらに、その後、商品を活用していただいて、どうなるか?
を明確にします。
どうして、その後が必要なの?
と思う方もいらっしゃるかもしれません。
特に、講座の場合は、購入直後よりも、
その後の変化が重要になってくるので、
そこも明確にしていきます。
とはいえ、何でもかんでも、
お客様の思い通りになればいいというものでもありません。
三方よしの考え方も、頭に入れておきましょう。
売り手よし
買い手よし
世間よし
三方、いずれにもいい商売をしようというのが、
近江商人の三方よしの考え方です。
お客様と売り手である私たちが良くても、
お客様の周りの方々に
悪影響が起きるようでは、
いい商品とは言えません。
では、そんな事例から、具体的に見ていきましょう。
よくある失敗
・お客様の周りの方に悪影響が起きる可能性がある
・売りたいを優先する
・伝えたいを優先する
✖お客様の周りの方に
悪影響が起きる可能性がある
例えば…子どもを変えたい。部下を変えたい。
そんなニーズはあると思います。
ですが…
他人をコントロールするための商品があったとしたら…
コントロールされる側は、やっぱり、嫌ですよね?
興味を持っていただくために、
「他人を変える」というタイトルが
ついているような本もありますが…
内容的には、
「自分が変わる」になっている場合が多いと思います。
このような場合は、
お客様が思っている理想像と、
商品を使っていただいた後のお客様の状態は、
一致しないかもしれません。
例えば…
「子どもが言うことを聞いてくれるようになって欲しい」
と思っている方が講座を受けて、
子どもが言うことを聞いてくれるようになるか?なんて、
わかりません。
ただ…親御さん自身の子どもとの関わり方が変わることで
子どもが変わる可能性はありますし…
おそらく、この親御さんの本当の願いは、
子どもをコントロールしたいのではなく、
子どもにしあわせになって欲しい。のと
自分自身のストレスを軽減したい。のではないでしょうか?
…なので、告知文では、
「子どもが言うことを聞いてくれるようになって欲しい」
と思いませんか? から始まったとしても、
この講座のアフターは、
・子どもとのより良い関係が築けます
・ストレスを軽減する考え方が分かります
と言った感じになります。
「子どもが言う通りになります」だと、怖いですよね?
(笑)
✖売りたいを優先する
バックエンド商品があるような場合…
自分自身の「売りたい」を優先するあまり、
相手が一番知りたいところの手前で、
「この続きは、上級クラスで…」ばかりだと、
嫌な感じがしませんか?
バックエンドを買って欲しい。
もっと、良くなって欲しい。
という想いが悪い訳ではありません。
その想いも持ちながら…
フロント講座でも、
満足いただけたお客様のアフター像も描いてみましょう。
達成感や、満足感があるからこそ、
次も学びたいという意欲が湧いてくるのではないでしょうか?
✖伝えたいを優先する
伝えたいことを優先すると…
相手の期待とは、ずれてしまう場合があります。
「伝えたい」という自分の想いは、次の段階です。
ビフォーアフターは、お客様になりきって、考えてみましょう。
そのためにも、お客様像を明確にすることは、重要です。
講座でも、有形商品でも、
2~3パターンのお客様を明確にして、
ビフォーアフターその後を描いてみましょう。
例えば…「すまいるすごろくplus」の場合。
コーチングを学びたいけど、通えない
⇒ 私でもコーチングができる!
その後は、コミュニケーションが変わる。
コーチングを学んだけど、自信が無い
⇒ 失敗しない!自信が持てる!
その後は、コーチとして起業する。
と言った感じです。
もちろん、この時点では、
まだ、商品が出来上がっていないので、
「こうなったらいいな」でOKです!
自分が持っているものから考えてしまうと、
その段階で制約が生じてしまいます。
⑤や⑦で、実際に作るところに入るまでは、
自由な発想で、考えましょう!
【チェックリスト】
□お客様の理想像とその後は明確ですか?
□お客様の周りの方にも悪影響はなさそうですか?
□お客様になりきって、
理想像とその後を明確にできましたか?
□2~3パターンを考えてみましたか?
□成約を外して考えましたか?