サービスや商品の価格設定の方法

投稿日:2019年3月31日
カテゴリー:ビジネス 商品開発

投稿日 2019年3月31日

                 更新日 2020年6月1日

悩んでいる人
悩んでいる人

価格設定って、どうやって決めたらいいのかな?

  

そんな風に思う

ひとり起業家の方も多いですよね?

 

そこで、価格設定の方法や考え方について、お伝えします。

  

 

  

 《記事の内容》

 1.価格は誰が決めている?

 2.価格と価値の関係

 3.適正価格を設定する方法
 

  
  

ひめさとこ
ひめさとこ

こんにちは。ひめさとこです。


心理学・コーチングを学び

メンタルコーチ・講師として独立起業して、8年。

 

オリジナルの講座や、オリジナルの商品開発を

中心にビジネスをしていて、

ひとり起業家さんの商品開発のサポートなどもしています。

    

  

価格に対する考え方や

価格設定の方法がわかると…

自信を持って、提供できるようになります。

  

ひめさとこ
ひめさとこ

3分で読めるので、価格設定について知りたい!という方は、最後まで読んでみてくださいね。

 

 

1.価格は誰が決めている?

 

コーチ・カウンセラー・セラピストなど

無形商品を扱っている方は、

自分が価格を決めていると思いがち。

 

もちろん、そう思える部分はあるのですが…

いくら自分が価格を決めたとしても、

ひとつも売れなかったら…

価格を決めたとは、言い難いですよね?

 

そうなんです!

価格を決めたと思っているだけで…

実は、価格を決めているのは、市場であり、お客様なのです!

 

要は、お客様に

商品価値を感じていただかなければ、

どんなに安くても、納得していただけないのです!!

 

悩んでいる人
悩んでいる人

えー?! じゃあ、どうすればいいの?

 

ひめさとこ
ひめさとこ

では、次で、価格と価値の関係を見ていきましょう。

 

 

2.価格と価値の関係

 

ここでお伝えしたいことは、2つあります。

 

 ①商品が欲しい人は、誰もいない

 ②価格と価値の関係

  

悩んでいる人
悩んでいる人

商品が欲しい人は、誰もいない?! 

  

そうなんです!

ビックリですよね?

 

でもね。

コーチングでも、カウンセリングでも、

セラピーでも、整体でも、

それ自体が欲しい人は誰もいないんです!

 

お客様が欲しいのは、

何かによって、変化した自分です!

 

私たちが提供している商品は、

お客様が理想の状態になるための手段です。

 

お客様は、なんでもいいから、

理想の状態になりたいだけなんです!

 

 

だから…

コーチングでも、

カウンセリングでも、

セラピーでも、整体でも、

それ自体を売ろうとしてはいけないんです!

  

 

 例えば…

 「うちの整体は、他と違って、痛くありません。

 根本原因にアプローチします。」

 というのと…

  

 「腰痛が改善します!

 ぎっくり腰で来られた方が帰る時は歩いて帰れます」

 

 あなたが腰痛で困っているお客様だとしたら…

 どちらに行きたいですか?

 

 多くの場合は、後者ではないでしょうか?

 

 前者は、整体の特徴を伝えているのに対し、

 後者は、お客様の変化を伝えていますね。

  

 

そして…

価格と価値の関係は、こちらになります。

商品価値に対して、

販売価格は、必ず、低くなります。

 

これが逆転すると…

「ぼったくり」と言われますね。

 

そして…

原価よりも、販売価格が高くないと、

事業が維持できなくなってしまいますね。

 

 

さらに、コーチングなどの投資商品は、

必ず、その後のお客様の行動があって

新たな価値を生み出します。

 

コーチが、お客様の代わりに

価値を生み出してあげることはできないのです。

 

それをやってしまうと、

お客様の可能性を信じていない事にもなりますね。

 

 

その新たに生み出す価値が、

どのようなものか?によっても、

商品そのものの価値や価格も変わります。

 

 例えば…

 従業員100人を抱えている会社の社長さんに

 コーチングをさせていただくことで、

 会社の方針が変わり、100人の行動が変わるとしたら…

 それによって、新たに生まれる価値も100人分です。

  

 一方、主婦の方にコーチングをさせていただくことで、

 家族の関係性がおだやかになり、

 笑顔が増えるとしたら…

 主婦の方にとっては、価値があったとしても、

 100人分にはならないですよね?

 

 どちらがいい、悪いではなく、

 新たな価値の大きさが変わり、

 それによって、

 価格にも影響があるということです。

 

 

3.適正価格を設定する方法

  

適正価格を設定するには、4つの方法があります。

 ①原価と労働力から、考える

 ②同じような商品はいくらで売っているか?

 ③自分がお客様だったら、いくらで買うか?

 ④リサーチする

 

①原価と労働力から、考える

 

・原価がいくらかかるのか?

・どれくらいの労働力が必要なのか?

・事業を維持するために、どれくらいの利益が必要なのか?

この3つから、計算していく方法です。

 

この方法は、目標を設定するにはいいのですが…

初心者だと、どうしても、同じ成果を出すために

時間がかかりがちですよね?

 

例えば…

ホームページ作成なんかをイメージしていただくと

わかりやすいですよね?

 

なので、起業初期の方が、この方法で

計算すると、かなり割高になる可能性があります。

 

経験や実績もなく、仕事が取りづらい

起業初期に値段だけ、高くなってしまうのは、

マイナス要因になってしまいかねないので、要注意です!

 

 

 

②同じような商品はいくらで売っているか?

 

いわゆる同業他社のリサーチですが…

こちらも、先ほどと同様、

初心者は、要注意です!

 

例えば…

まだ、自信の無いコーチが

先輩コーチと同じような値段をつけても、

売れないか? 

クレームになるか?

という可能性が高いです。

 

しっかり、スキルアップしてから、

スタートさせるか、

安い金額から、スタートさせましょう!

 

 

③自分がお客様だったら、いくらで買うか?

 

これが、一番、一人で考えるには、やりやすいですね。

 

とはいえ、これの難点は、

ひとりよがりになる可能性があるということです。

 

客観的な視点を持っているつもりでも、

商品に想い入れがあればあるほど、

客観的ではなくなってしまうかもしれません。

 

というわけで、

この視点も持ちながら…

④のリサーチがオススメ。

 

 

④リサーチする

 

実際に商品を体験していただいて、

価格や感想などのアンケートを実施します。

 

ご協力いただくので、

限定的に、無料で募集するのがいいですね。

 

価格に関する質問は4つ。

・安すぎて買わないのは、何円以下?

・安くても買いたいと思うのは、何円以上?

・高くても買いたいと思うのは、何円以下?

・高すぎて買わないのは、何円以上?

 

これで、何人か、アンケートにご協力いただくことで、

価格の幅が見えてきます。

 

この時に、注意すべきなのは、

「0円でも要らない」という人がいたとしても、

落ち込まないことです。

 

その方は、「今の自分には、必要ない」と

おっしゃっているだけで、

あなたを否定しているわけではありません。

 

 

いろんな方の価格の幅と

自己評価の価格の幅を参考に

価格を決めていきます。

 

 

また、自己評価の価格の幅と

他者評価の価格の幅がかけ離れている時…

 

自己評価が低い時は、セルフイメージを高める。

自己評価が高い時は、改善点を探す。

ということをしていきます。

 

 

4.まとめ

  

まずは、自分の商品に自信が持てるように

スキルアップしながら…

セルフイメージを高めていきます。

 

練習させていただくことで、

貢献できる自分になれます。

 

自己肯定感も、セルフイメージも、

自然と高まります。

 

 

そして…価格は、安めがオススメ。

高くすることは、いつでもできます。

 

高く販売していたものを

理由もなく、安く販売すると、

高い時に買っていただいたお客様の不平・不満につながります。

 

ただし…安すぎると、

信頼されなくなってしまうので、

それもまた、要注意です。

 

100円の中古自動車って、怖いでしょ?(笑)

 

周りの方の意見も聴きながら…

最終決定は、自分自身でする!

 

これが大事ですね。